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SKAGARACK / Hungry For A Game
2010/09/23(Thu)19:55

気に入り度★★★★
デンマーク出身5人組による、1988年リリースの2nd、Melodic Hard Rock Album。
オープニングの爽やかさとキャッチーさを同居させたタイトル曲Hungry For The Game、続くシンプルな歌詞をしっかり連呼するパンチのあるJoanna、サビの転調が印象的なSomewhere In Franceが序盤でかつ最大のハイライト。中盤のGの熱さと爽やかさが交錯するバラードThis World、叙情をたっぷり含んだサビが嬉しいAlways In The Line、しっとりした本編ラストのバラードFacing The Truthなど、聴き所が一杯です。
メジャーキーを中心にしたメロディーを、湿り気と憂いを帯びて煮え切らない声質のTorben SchmidtさんのVoがなぞり、サビではメンバー全員の声を重ねたクリアで分厚いコーラスが冴えます。曲調では、北欧の地域性を殆ど感じさせず、80年代の所謂産業Rockの持つうまみを蒸留し、70年代中盤以降に欧州を中心に活躍した先輩バンドのエッセンスと叙情を加えたと思われます。近い音楽性のGroupとしては80年代以降に活躍したUK出身のHEARTLAND、PRIDE、Sweden出身の当時のTREATなどを思い浮かべます。
全編Torbenさんのペンによる楽曲です。全体的にMiddleテンポ以下で、全てのパートでMelodic Hard Rockの甘さと爽やかさを備えたメロディーをしっかり創りこんで支えています。Keyはこのジャンルによくある、バックを爽やかに埋めるタイプですが、Guiterはソロやリックでかなり熱いラインを奏でていて、AOR的に落ち着かせず、本作をRockに踏み留まらせているようです。
運良く、2007年に全編リマスターされたデンマーク盤を、海外ショップからGet出来てよかったと思います(到着まで2ヵ月半かかったけど:笑)。そのときに追加収録されたボーナストラックは、SKAGARACKのアルバム本編に馴染む、メロディアスなインストでした。Torben Schmidtさんは現役で活動中のようなので、今後の彼やSKAGARACKの活躍に期待したい所です。本作は人によっては全編キラーTuneの宝庫になりうる、粒揃いの高品質なアルバムだったと思います。
投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Northan Europe
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