専守防衛の何が悪い?
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2016/07/26(Tue)

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DARK AGE / A Matter Of Trust
2014/03/16(Sun)23:07
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★☆
ドイツ出身5人組による、2013年リリースの7th、Progressive風味とElectro風味を感じさせる、Melodic Metal/Metalcore アルバム。

Official Video Cripにもなっている泣きのメロディーがサビで爆発するAfterlifeが「最強」。 オープニングからメジャーとマイナーが入れ替わる全編メロディーの強いNero、アルバムのオープニングメリハリが効いた構成とロングトーンのサビが印象的なSaviour、アルバム終盤の図太いDsと可憐なPianoが溶け合うようなDark Signも強烈、その他の曲もドラマティシズムを多分に含んだメランコリックな曲がぎっしり詰まっています。

元々Melodic Death Metalバンドだった彼らですが、本作ではDeath声(グロウル)は非常に割合として少なく、よく練られた泣きの強いマイナースケールのメロディーが、一際サビで普通声のコーラスで輝く構成になっています。Progressive風味、正統派風味、メロハー風味など、Heavy Metalに融合し得るあらゆる表現方法が渾然となって、一言で端的に形容できないサウンドです。

Eike Freeceさんの中高域で張りのある、豊かな声量で力強く歌い上げているのが爆発の威力をさらに増しています。バックはメランコリックな旋律を得意とするMetalcore勢の音作りに、ドイツでは幅を利かせているDark Wave風の冷たい電子音'をふんだんに塗してます。ラウドなDsはリズムにフィルインにProgressive Metal風味やThrash Metal風味の切れ味を端々に鏤めて、存在を主張しつつ曲をがっちり支えています。Jorn Schbertさんのリードギターはソロにリフに活躍しており、Melodicな熱いソロが改めてDARK AGEがMetalであることを強く主張しているかのようです。

良い曲を沢山届けられただけでなく、アルバムの中で曲同士が互いに引き立て合う構成を持たせ、且つどれもが単品で取り出しても強く輝きうる個性とフックを与えられたことが見事だと思います。良いバンド、良いアルバム出会えて良かった。これからもとても楽しみなDARK AGEです。

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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GFF / Ice On Fire
2013/07/20(Sat)17:35
GFF Ice On FireMINI.jpgJUGEMテーマ:HR/HM
 気に入り度★★★★ 
ドイツはRatisbon出身4人組による、2013年リリースの5枚目、Pop/Punk Rock Album

オープニングからキャッチーで勢いのあるタイトル曲Set Ice On Fireがお出迎え。陰りのあるメロディーと含蓄のある歌詞が相乗効果をもたらすBroken Man、爽快にメジャーキーで疾走するKeep The Lights Onがとても良い。楽しげな曲調を愉快に疾走させるJACKSON 5のカバーI Want You Backがかっこよくて爽快。シャッフルで軽快にさりげなくさらっと主張する**** What You Say、ハイウェーを気ままに突っ走るが如く疾走するMy Land Of The Freeなど、聴き応えあります。

本人たちのバイオなどにはGREEN DAYなどが挙げられ、本人たちもPunkの精神を感じて欲しいと、強く主張しています。僕個人としては、シンプルな音作りと素朴な展開とかなり勢いのある曲作りに、どこか初期RIOTに通じる雰囲気を感じました。Punkと言いつつ、ちゃんとギターソロが入っているのがちょっとメタルっぽい。また、チーフプロデューサーはRyan Greeneさんで、MEGADETHAlice Cooperなどを経験している為、アレンジの持ち味が元々メタリックなのかも、

ガツンと高速で突っ走る曲は、メタルとは違った、THE OFFSPRINGSUM 41などのメロディアスな曲の印象と重なります。サビのコーラスは掛け声以外にも綺麗に揃っていて、もしライブで実現出来たら、かなり盛り上がると思われます。シンプルなだけに、メロディーの練り込みが作品の完成度に大きく影響する所、本作はどこを取ってもちゃんとしっかり練られてます。染み込みやすくキャッチーな曲の質とテンションは、アルバム最後までしっかり続きます。

11曲で40分に満たない、コンパクトでキャッチーで、だけどしっかりエッジとパワーを兼ね備えている、粒のそろった曲にはかなり満足です。良いアルバム、良いバンドだと思いました。

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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HELLOWEEN / Straight Out Of Hell
2013/05/28(Tue)22:44
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★  
ドイツはハンブルグ出身5人組による、2013年リリースの14th、(戦争を主成分にした)欺瞞・理不尽をコンセプトにしたと見られる、Melodic Speed/Power Metal アルバム。僕は13曲入りUS盤を紹介します(ボーナストラックなし)

昨年シングルで先行してリリースされた、サビで独特の高揚感と悲壮感が劇的に入り混じるBurning Sunは大好き、胸を締め付けます。序盤でドラマティックに悲壮感を漂わせつつ疾走するWorld Of War、悲惨な現実から神に救いを求めるようなHold Me In Your Arms、は特に僕は気に入りました。オープニングの特にサビのタイトルを高らかに歌い上げるNabataea、スピードTuneで劇的に圧すYearsからMake Fire Catch The Flyの流れ、転調を大胆に取り入れた劇的なChurch Breaks Downまで、流石の力作ぞろいと思います。

本作もDs以外のメンバー全員のペンによる曲がバランスよく並んでいる印象です。メロディーの練り込みは前作をぐっと上回っていると感じます。コンセプトを戦争とその理不尽(強制的に戦地に駆り出される人、無差別な殺戮で子供を殺された親など)に絞り込んだ事、Metalの音楽性が理不尽や権力に対する怒りをぶつけるのに最適な音圧とスピード感を擁している事、それらにより、曲と詞の織り成す世界に共感しやすくなって居ると感じます。4文字の単語をふんだんに使った、彼らならではの遊び心のある曲ですら、本作ではダークで重い構想に沿ってマイナースケールを主成分とした曲の中ですんなり落ち着いていると感じます。ベテランの味を感じたのは全13曲(本編のみ)の、緩急や押し引きのつけ方。多彩な曲が並ぶ割に、コンセプトの芯が定まったせいか、緩慢な印象を持たせないのは味だと思います。構成上、ラストに3曲のスピードTuneを持ってきたことで、HELLOWEEN得意のメロディーとパワーを堪能できます。

本作、HELLOWEENの最高傑作か?と訊かれれば、僕は必ずしもそうは思わないですが、前作よりも僕は気に入りましたし、(他所でも見かけましたが)HELLOWEENや彼らに近いSpeed/Power Metalが好きな方には、安心して手を伸ばせる作品になっていると思います。最初、個人的にとっつきにくく、疾走感が押しつけがましく感じられました。あとで歌詞を見て、やっと音と詞のイメージが合わさったと思いました。本作は、詞と合わせて音を楽しむのがいいかと思います。良いアルバムだったと思います。

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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SCREAM YOUR NAME / st
2013/05/12(Sun)15:52
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★  
Swissはベルン出身4人組による、2013年リリースのデビュー盤、Metalcore/Post Hardkore Album。

オープニングの24/7から抒情とパワーで聴き手の耳とハートを鷲掴み。続くメロメロのサビとBrealdownでのブルタリティを見せつけるWrong For Me、正統派然とした高域Guiter Soloが美しいMiddle TempoのThe Cinderella Storyが出色。元気な出足とゆったりしたコーラスが魅力のSo Much Pain、抒情満載なコーラスの中間のElectro風味付けが耳を惹くUnderrated、本編ラストのGuiter一本で持ち味のメロディーが沁みるSome Questions、出足がIN FLAMESを彷彿させるBonusラストのAtmosfearまで、聴きどころが満載です。

AS I LAY DYINGPAPA ROACHのようなUS勢に加え、欧州のバンドらしくIN FLAMESからの影響も公言しており、キャッチーでブルタリティー満載のサウンドの中にも、耳がとろけそうな切なく甘いメロディーがどの曲にも満載で乗っています。Metalcore風にアルバムが始まる割には、そのジャンル特有のBreakdownはさほどてんこ盛りでなく、要所でずっしりかつ図太く破壊的なリズムチェンジと抒情の強いメロディーを絡めて、ただのBreakdownに留めてなくて嬉しいです。この手のバンドには珍しく、正統派然とした流麗なギターソロが随所に聴け、その旋律が切なさを増幅します。ダンサブルともいえそうな電子楽器も要所でアピールしてます。メロディーを耳に強く印象付ける中高域のStefan JaunさんのVo、アルバム全体で絶妙の緩急が付いていて、悲しいメロディーを湛えながらガツンと疾走するパートでは音の壁が整然と突進してくる感覚を味わえ、本作ならではのカタルシスに浸れます。

どの曲もすべてメロディーがしっかり練られていて、曲単位で抜き出して聴いてもしっかり楽しめる質の高さは間違いないと思います。ただ、アルバムのどの曲もオープニング以外はインパクトに差が付きづらくなっていて、寧ろ「お好みCD/ランダム再生」などでアルバム単位か曲単位で他のアーティストやジャンルと混ぜて聴く方が、SCREAM YOUR NAMEのメロディーの魅力が引き立ちそう。曲作りのバリエーションをこれからどう増やすかがポイントかな。このアルバムは結構気に入りましたね、頑張ってほしいです! 

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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ANGEL DUST / Enlighten The Darkness
2013/03/21(Thu)00:57
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★★  
ドイツ出身5人組による、2000リリースの彼等の5th、Gothic風味を漂わせた正統派/Power Metalアルバム。彼等のアルバムの中では、僕は一番気に入っています。

失われた人間性を取り戻す詞をラウドに歌い上げるThe One You Areが序盤で出色。中盤のメロウな3曲、アコースティックギターで撫でるように歌うBeneath The Silence、涙がPianoになったような出足から劇的に盛り上がるStill I'm Breeding、そして一際メロディーが明確で強いI Need Youがアルバムのハイライト。オープニングで音圧だけじゃない魅力を主張するLet Me Live、アコースティクッギターの小曲First In Lineに続くドラマティックなCross Of Hatred、ラストのスケールの大きなOceans Of Tomorrowなど、個人的に捨て曲はありません。

彼らANGEL DUSTは、デビュー当初から2枚目までは、Thrash Metalをベースに歌い上げるVoを擁していましたが、3作目以降は本作のように正統派的とも言っても良い位の、素朴さと剛直さが溶け合うようなヘヴィネスと、ダークなメロディーが魅力になりました。彼らの音楽的なベースは、80年代を席巻したThrash Metalとその時期に彼らが出していた音、JUDAS PRIEST、さらに遡ってRAINBOWなどと思われました。ただ、彼らは貰った影響を糧に、それをアレンジしたメロディーを変えて歌い継ぎ、本作にのみGothic的な沈み込む展開を取り入れたため、このアルバムは「孤高」と思われます。時に優しく、時に豪快に歌い上げるVo。シアトリカルで、その場面に引き込まれるような感覚に陥りました。人間の内側にスポットを当てた、戦争などの宗教的政治的な側面、狂気にさらされたような人間の一面を描こうとしていると感じました。音は、その深いイメージを表現して、詞は音世界を広げる働きがあるように感じました。

このアルバム、因みに国内発売されず、雑誌にも叩かれました。今の所、「僕の一枚」に近いです(^^)。Thrash/Power Metal albumの好盤と言われることの多い1st Into The Dark Pastからの音楽性の変化を、「変節」とでも取られかねない程に忌み嫌われ、ANGEL DUSTの3rd以降のリリースを無視する傾向が、一般的に見受けられる気がします。好悪の分かれ目は、個人的にはBruce Dickinsonさんばりに音程の揺らぎを伸びる声でカバーする歌唱かな。それでも次作Of Human Bondageは国内外でいい点貰ってたのに。本作の評判、勿体無い気は、しますけどね。 

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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FREEDOM CALL / Land Of The Crimson Dawn
2013/01/19(Sat)01:06
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★    
ドイツ出身4人組による、2012年リリースのスタジオアルバム7作目、Melodic Speed Metal Album。

Video Clipにもなっている、今のMetalのテーマや立ち位置を歌ったRock Stars、彼ら得意のWarriorコールがこだまする66 Warriors、みんなが大好きなラジオを取り上げたRockin' Radio、最後まで楽しく〆るPower & Gloryなどが特に耳に残りました。のっけから爽快に疾走するメタルアンセムAge Of The Phoenix、彼らと言えば「王国」でお約束のValley Of Kingdom、疾走曲が転調でさらに盛り上がるSpace Legendsなどなど、聴きどころは満載でした。

これまでは伝説や神話の世界を雄々しく歌い上げていた彼らは、今回はそういうVirtualな世界を外側から見た時の、ギミックと分かりながらそこに楽しく没頭する人や、その世界を作り上げている人たちの姿を、メンバー自らがその主演になりながら語りかけてくる感じがします。音楽的には、1st〜3rdあたりですでに熟成されていて、前作のほぼ延長上と感じました。すなわち、劇的なMelodic Speed Metalを軸に、作った時のMetal周辺の影響や空気を吸い込ませた印象です。ただし、今回は現代が一つのキーワードになっているのと、雄々しい合唱と一緒に、声を合わせて楽しく歌うのを主眼にしているように感じます。毎度彼らのアルバムにはしっかりしたブックレットが付いていながら、しっかり読まなかったりしますが、本作は歌詞も一緒にかみしめることで。「そうそう、そうだよなあ!」と共感できる歌詞が所狭しと並んでいます。

FREEDOM CALLがこれまでも楽しめた方々には、本作も安心して楽しめると思います。個人的には、サウンドと一緒に、歌詞の味を同時にかみしめることで、歌詞とメロディーの双方が補い合い高めあっているのに気付けると思います。明るく前向きなメタルアンセムを、本作もしっかり楽しめました。

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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XANDRIA / Neverworld's End
2013/01/14(Mon)19:54
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★  
ドイツ出身5人組による、2012年リリースのフルレンスでは5作目、Soplanoで力強いVoを擁したSymphonic Heavy Metal Album。

転調からHeavyに大きく盛り上がるForevermoreから、ドラマティックに重厚に疾走感を持たせたEuphoria、ちらりとBon Jovi風の展開があるBlood On My Handsがアルバムのハイライト。重厚な疾走感と高らかに歌い上げるSoplanoがポイントのThe Lost Elysion、ラストの劇的なThe Nomad's Crownもいい。オープニングで彼らの立ち位置を力強く宣言するようなA Prophecy Of Worlds To Fall、Celricな展開にフィドルを入れてギターと競演するCall Of The Wild、フィドルが劇的に疾走するCursedなど、聴きどころ満載で捨て曲ありません。

Power Metalにも通じるHeavyさと、クラッシックの心得のある力強いSoplano、重厚なアレンジ・・・NIGHTWISH直系のサウンドで、Tarja Turunenさん在籍時の脱退直前までの2作の作風そのもの、と言い切れると思います。クラッシックのソプラノManuela Krallerさんの歌唱を前面に出し、豊かな声量がバックの重厚な楽器群を凌駕する程の、強烈な説得力を持ち合わせています。他の女声を導入したGroupと大きく異なるのは、NIGHTWISH同様、ずしりと耽美的に沈み込むGothic的な展開が皆無な所。声域の上限をフィーチュアした部分では、勇ましさすら感じます。女声の普通声を静かなパートに撫でるように入れたり、時折男声Death声を織り交ぜたり、重厚なクワイアを導入したりと、声の部分の抑揚のつけ方は教科書通り。GuiterとBassがリフ主体でザクザク突進するところは、北欧のバンドと違う、やはりお国柄の重厚さを感じます。

本家NIGHTWISHが、普通声の女声に「生」でのオーケストレーションの大胆な導入に移行した後、Oceanbornと言う作品の流れをくむ、その本流のシンプル目なサウンドをアルバム単位で出せるバンドが殆ど居なくなっているため、XANDRIAはその空席に今はすっぽり収まっていると感じます。オリジナリティーと言う面では希薄と言わざるを得ないですが、それでも楽曲そのものの説得力、それを支える演奏力・歌唱力は流石だと思います。XANDRIAならではの何をこれから見つけるのか、楽しみだと思います。本作はかなり楽しめる、素晴らしい一枚だと思います。 

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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POWERWOLF / Blood Of The Saints
2013/01/01(Tue)00:37
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★   
Romania出身のVoを含むドイツ出身5人組による、2012年リリースの4th、正統派Heavy Metal Album。

ドラマティシズムと禍々しさが躍り込むMurder At Midnight、ドイツの先輩のサビにちょっと似たMiddle TempoのカッコいいSon Of The WolfIRON MAIDENばりのギャロップビートからサビの転調でぐっと盛り上がるNight Of The Werewolvesが特に好きですね。オープニングで爆発のSEも勇ましいSanctified with Dynamite、彼らには珍しく劇的に快走するDead Boys Don't Cry、リズミカルに恐ろしい歌詞を連呼するDie Die Crucifyまで、メロディーへの集中が途切れません。

本作でも血塗られた暗黒教会は健在この上ないです。引き続き、曲展開やギターソロに初期〜中期のIRON MAIDENからの作風をほんのり受け継ぐところが見えて微笑ましく思います。全体的にダークでドラマティックで、HalelujaやAmenをふんだんに歌詞に使って居る、にも拘らず、メロディーはシンプルでキャッチーささえ感じるのは、SatanやEvilをやはり歌詞に盛り込んみつつシンプルな楽曲を提供するMERCYFUL FATEに印象が重なります。フロントマンで一種のカリスマ性を発散するAttila DornさんのオーラがCDでも全編を覆い尽くしていて、同じ吸血鬼伝説や反キリストの歌詞を歌っても独特の説得力を感じます。彼のOperaticな歌唱と、教会のパイプオルガン風のKey、劇的でダークな曲調が組み合わさって、貴重な個性に昇華していますが、Gothic/Doom風に「落ち込まない」のも彼らならでわで、オーラと個性はイロモノと真性との境目の「危うさ」に由来する部分も伺える気がします。

暗黒正統派に拘った作風、メロディーやリズムパターンをこねくり回さずに、ストレートに耳に届ける手法に拘ってくれているのが、とても嬉しいです。アルバムのどこを切っても、耳に残りやすいキャッチーでシンプルなメロディーが飛び出す本作は、正統派でとても貴重なアルバムだと思いますし、この作風を突き詰めていってほしいと強く思います。 

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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ORDEN OGAN / To The End
2012/12/16(Sun)21:00
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★☆   
ドイツ出身4人組による、2012年リリースの4th、Melodic Power Metal Album。いやあ、かなり気に入りました、パワーとメロディーの溶け合いが絶妙。

メロディーがHeavyに痛快に疾走するTo The End、Middle Tempoのサビでのクワイアが劇的でCoolなThe Things We Believe In、Pianoとアコギからクワイアで大きく盛り上がるThe Ice Kings、シンプルにコーラスとリフがかっこよく疾走するDying Paradise、続くKeyも含めた音の壁が整然と疾走するMystic Symphonyなどが強烈に気に入りました。Video Cripにもなった劇的な疾走曲Land Of The Dead、サビでの意表を突く転調が印象深いAngels Warなど、全編強いメロディーでぎっしりです。

前作も力作を届けてくれてましたが、本作は前作に比べて更にメロディーの創り込みをし、自ら行ったプロデュースにも相当力を入れたと思われ、バンドとしての進歩を感じさせる一枚となっていると思います。元々BLIND GUARDIANからの影響の強い楽曲でしたが、RUNNING WILDGAMMA RAYなどの諸先輩のもつ微妙なクセを所々にほんのり残しつつ、ただ良いメロディーを並べるだけでなく、諸先輩が提示した「フック」をスピードだけではなく、メロディーの創り込みのところで聴き手に高揚感を与える巧さを、消化して身に着けたと感じます。マルチプレーヤーでプロデュースもできるSeebさんが全曲の作曲に関わり、自らのイメージを隅々まで具現化するのに成功したのでしょう。Melodic Power/Speed Metalの醍醐味である、ドラマティシズムが重厚に疾走する所に拘ったのが嬉しいです。諸先輩が考えすぎてメロディーの魅力を失ったのに対し、若さと実直さを武器に、ツインリードでのメロディアスなユニゾンを時折見せ、ストレートな構成で勝負してますね。

DarkwaveやIndustrial的な手法もちらりと取り入れ、でもカタルシスを齎すメロディーとパワーとスピードの調和とそのツボをぶらさずに深化させた彼ら、このあと様々な音楽的外的な影響にさらされると思いますが、ぜひ本作で深化させたツボをコアにもちながら、ドラマティックでかっこいい楽曲を提供し続けて欲しいです。良いアルバムでしたね、大好きですよ。
 

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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HELLOWEEN / Rabbit Don't Come Easy
2012/11/01(Thu)23:33
JUGEMテーマ:HR/HM
気に入り度★★★★ 
ドイツはHumburg出身の5人組による、2003年リリースのフルレンスでは通算10作目、Melodic Speed/Power Metal Album。僕の紹介は日本盤です。

序盤の4曲、本作の位置づけを序盤で見せつけるJust A Little Sign、新加入Sascha Gerstnerさんが持ち込んだFREEDOM CALL風緩急が見事に決まるOpen Your Life、過去の明るめの名ソロの風味を強く感じさせるThe Tune、彼らが本作で成したかった事を改めて表明するようなNever Be A Starの連発が強烈。中東的旋律と疾走感が調和するSun 4 The World、ドラマティックなDon't Stop Being Crazy、シンプルにメロディアスにパワフルに突進するHell Was Made In Heavenも非常にいい。ACCEPTの好カバーFast As A Sharkの他、聴きどころが満載です。

We are who we are、彼らが彼らのままであり続けようする一枚かと思いました。前作The Dark Rideの時点で賛否両論が巻き起こったあと、大幅なメンバーチェンジが勃発し、HELLOWEENファンのみならずMetalに関わる多くの人が関心を寄せていたであろう本作は、音を聴く限りでは自分らしさがどこにあるのかをもう一度確かめようとした一枚になった、と思いました。パーツ毎には、過去の名曲Guardiansを彷彿させる力強さと明るさを持ち合わせた部分、IRON MAIDENの名曲Aces Highを彷彿させる部分といった、所謂「ルーツ」と言われる部分と、Andi Derrisさん加入後に彼が持ち込んだ味、問題作と言われたアルバム達が持つ経験、そしてもはや彼らの音楽ではアイデンティティとして確立している「スピード」、新加入のSascha Gerstnerさんの持ち込んだメロディーセンス、元々HELLOWEENを構成していた人たちの感性、それらを全員の知恵を結集してブレンドし、更に可能な限り煮詰めてきた、感があります。

Ds以外の全員が協力して作り上げた本作(1曲を除きMickie Deeさんが叩いています)、それぞれのライターが「HELLOWEENって、こうだよね」というのを、熱くぶつけてくれる作品だと思います。また、過去の経験は決して無駄や回り道ではないということも、彼らは作品を通じて訴えかけていると思います。そして、彼らの「原点」、彼らの個性を確立させた部分を更に煮詰め、完成度を高めドラマを持たせた「守護神伝・最終章」に、本作は必然的に繋がっていく、運命にあったのかもしれないと思います。本作はいい作品で、とても楽しめますが、変化の途上の一枚なのだと思います。

 

投稿者:X(Peke)|カテゴリ:Middle Of Europe

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